もうすぐ8月も終わり、今年は2年振りの行動制限無しの夏で花火大会や夏祭りが各地で再開されながらもコロナ感染者数は過去最高を更新中で、自宅療養者数は分かってるだけで約180万人、日本の全人口約65人に1人が自宅療養してる計算になる。病棟に入院してる患者や宿泊施設療養者数は別ですよ。こうやって数字を分析すると漠然と聞いてる数字の中身が見えて来る。
下はHKSが公表してる人気のワークス用ポン付けターボのスペック表




遥々新潟から入庫頂いたワークス、HKSタービン、エディター、大容量IJのセットを取り付け。HKSターボは100~120psがターゲットと明記してるようにポン付けターボとしてはハイパフォーマンスが売り。今回はお手軽セットなので現車セッティングはせずに、HKS用CAD吊るしデータをセット


今回は後々のアップデートが前提なので、大容量燃料ポンプも交換。HA36は85psでインジェクター、100psで燃料ポンプがそれぞれ足らなくなるので、100ps以上がターゲットの場合は同時交換が必要です。ブーストアップで90psや100psと謳ってるのを見るけど「85psで燃料も風量も足りないのに、どうやってんの!?」と、いつも不思議に思います

今回はEVCレスなので、アクチュエーターのイニシャルでブースト120kPaにセットし完成、ダイノジェットでパワー計測すると

数字は90.5psでした。数字だけを見ると「え?低くない?」と思うでしょ。数字の中身も見る必要が有る。HKSの開発車両(計測時の気温や湿度不明)は、140kPaブーストで116psとの公表、ピークパワーの回転数はHKSが7000rpm、CAD計測は7075rpmとほぼ同じなので正解。ピークトルクはHKSが3700rpmに対してCADは4400rpm回転、この差はEVC付きか無しの差だと思われる。そして公表値との26psパワーの差は、HKSはブーストが20kPa高い、現車セッティングした後の数字、そして最も注視するべき点は

赤線部分です!!この試作パーツを全部取り付けて現車セッティングすれば、少なく見積もっても20%以上は変わるよね!?試作なのでどんなモノかは不明だけど、全部盛りにすると費用もかなり掛かるので…ポン付け吊るしだとCADでは90psです。

過去データを参考すると、青は純正タービンの吸排気のみ変更した36ワークス、緑はHKSターボを本当にポン付けしただけのブースト60kPa、赤がブースト120kPa吊るしデータのグラフです。
大事なのはオフ会での聞いた話やネット情報(ココもネット情報ですけどね…)で判断するんでは無く、「スペックに対しての数字が有りなのか無なのか??本当なのかデタラメなのか?」自分で見極める事です
肝心の走りは数字は90psですがグラフからも分かるようにレブまで気持ちよく吹けて行きますよ(^^ 気になる方は、同じセットがまだ数台分有るのでお問い合わせ下さい