先日、大きなハチの巣の下で開催されたパワーチェックミーティング、暑さとダイノジェットの数値の低さ(逆に他のシャシダイが緩い?)に戸惑いの声も有ったけど…ターボ車はとりわけ熱に弱い。気温、気圧、湿度で10%以上変わる事も有るから余り気にせず、グラフから自分の車のパワー特性等を知る事が重要です。とは言っても今までに費用と労力を費やしてパワーアップした車両な訳なので、数字に拘る事は理解出来る。

当日計測したこのワークスは、仕様はCAD36100ターボでF-CON.EVC.エディターで

ブースト140kPaのスペックだけど計測された数字は91.4ps、湿度全開の35℃超えではコレくらいがアベレージになる。今回は前置きインタークーラー化した事に因るセッティングのズレの修正で、そのまま入庫。

ノーマルの燃料ポンプが限界なので、燃料タンクを降ろして大容量ポンプに交換する序でに、未実施のタンクリコールも同時に作業



エンジンのセッティングは燃料や点火よりバルタイ(VVT)が最重要!昔はバルブタイミングを変える機構はアナログのスライドプーリーしか無く、地べたを走ってはスライドプーリーを弄って走っては弄って…を繰り返して体感でセッティングしてた頃と違い、いまはデジタルでバリアブルに動かせるのでグラフの数字で明確に判断できる。右肩上がりの100psより、下がスッカスカでも高回転でドカンと100ps出る仕様の方が速く感じる人も居るので、人間の体感は当てにならない。バルタイが決まれば燃料点火ブーストを上げて行くんだけど….またハイスパーク系の外品コイルが定番の失火…コレ系のコイルトラブル何回目やねん!?

話にならないのでK6用の中古コイルでセッティング継続、

最終ブースト145kPaで100psと、この暑さなので数字は低いけどパワーチェック時と現車後の比較グラフを見れば、かなり良くなりましたね、実走しても中間から前よりパワーが出てる感じがします…(体感は当てにならないと言っておきながら)

冬に計れば110psは超えるだろうけど、今回の結果は100psでした