ミニバンやミッドシップスポーツカーの修理

納花で蝉が鳴き始めた今日の昼の湿度と気温35℃超えはキツかった…屋外でのマスクは不要との見解なので、僕らのような現場作業の方々は熱中症には気を付けて水分補給をしっかり取って下さい!

梅雨時期や豪雨時に増える修理が天井からの水漏れ、殆どの場合サンルーフ等からの漏れが多く、今回入庫したヴェルファイヤもサンルーフ付きで、天井から漏れるとの事

水もれの影響でヘッドライニングにシミのように点々と変色してる場所が分かる。ルーフのフロント側はチルト機構のみ、水がルーフから侵入しないように水抜き穴が有るんだけど、経年の劣化やゴミが溜まって水の通りが悪くなって侵入するケースが多いので

助手席側のドレンホースからエアブローすると水抜き穴からスポンジのような大きなゴミが出て来たので、これで改善するなか?!これで治らない場合はヘッドライニングを全部外してルーフ脱着作業が必要、費用も時間もかなり掛かるので様子見です

こちらは懐かしいMR2の修理依頼、エンジンが掛からなくなったのでディーラーに持って行ったけど治せないとの事で…積車でディーラーに引き上げに。このMR2、5年ほど前にメインCPUが壊れチューニングCPUに交換した経歴があり、またCPUが壊れた可能性が有るけどディーラーではお手上げとの事…

持って帰ってセルを回すとクランキングするけど初爆も何もない。オーナーはエンジンブローも心配してたけど圧縮有るのでエンジンは大丈夫。次にタイミングライトで確認すると

ちゃんと点火してるのでCPUは問題無い事が判明。次は燃料系の診断、燃圧を測りたいけど高圧側は全てバンジョー固定で測るには専用ツールが必要。そんなモノは無いのでリレーやコネクターの電源等問題無い事を確認し、簡易的にフィルターから燃料が出るかを確認すると

まぁまぁな量が出て来る…「じゃぁ原因何やねん?」と、振出しに戻る…「火は飛んでてタイミングも合ってる、インジェクターの作動音もしてる」やっぱり燃圧を見ないと判断出来ないので、交換前提で燃料ホースを途中で切断し燃圧を計ると

通常なら3キロ程の燃圧が0.5kしか上がらない…レギュレターが壊れてる事も考えられるのでリターンホースをクランプしても燃圧は変わらないので燃料ポンプが壊れて吐出量不足と診断!!お客さんに結果を伝えると「半年前にディーラーで新品の燃料ポンプに交換済」との事!!  「え~ッ????じゃ燃料ポンプじゃ無いの??(・・;」アルトみたいに簡単に燃料ポンプを確認出来るならとっくにやってるけどMR2の燃料タンクは、メチャ凝った作りでフロア下に縦長で設置されててポンとは降りないんだけど確認するしか無いので

まぁまぁ手古摺りながら、魚の「竜宮の使い」のような形の燃料タンクを降ろし、燃料ポンプを確認してみると

まさかのゴムホースが裂け燃料が漏れてる事が原因で燃圧が足りず、エンジンが掛からないという結果でした。ポンプ底にあるインシュレーターも付いて無かったのでホースが無理に捻じれないように装着して完成!!それにしても、MR2や当時のトヨタ車は、かなりコスト掛かってますね~!!


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